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2025年04月05日

♬現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲

J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲(全曲) (2SHM-CD)
カール・リヒター
Universal Music
2021-07-07


通販レコードのご案内モダン楽器を選んだリヒターの峻厳なバッハ。バッハの世俗音楽はもっと気軽に聴きたいという気持ちもないわけではありませんが衝撃を受ける「ブランデンブルク」を代表する名盤の一つです。

DE ARCHIV SAPM138 438/39 リヒター/ミュンヘンバッハ管弦 バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲)《独シルヴァー・ラベル》DE ARCHIV SAPM138 438/39 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦 バッハ・ブランデンブルク協奏曲(全曲)
 バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名なブランデンブルク協奏曲。
 モダン楽器小編成オーケストラによる求心力の強いキビキビしたリズムと力強い推進力が特長のバッハ演奏。アンダンテで深い抒情を聴かせる、ニコレやクレメント、バウマン、リンデ、ヘッツェル等、ソリストが非常に豪華なのも特筆されるところ。リヒターのしつらえた完璧なフォルムの中にあって、随所で味わい豊かなソロを聴かせてくれています。
 録音は歪みなく明せきな音質で各楽器がクリアーに聞きとれます。1967年、ステレオ録音。
ソリスト:カール=ハインツ・シュネーベルガー(vn)、クルト=クリスティアーン・シュティアー(va)、オスヴァルト・ウール(gamba)、ヨハネス・フィンク(gamba)、フリッツ・キスカルト(vc)、ヘルベルト・ドゥフト(db)、マンフレート・クレメント(ob)、ヘルマン・バウマン(hrn)、ヴェルナー・マイヤードルフ(hrn)、カール・コルビンガー(fg)、ハンス・マルティン・リンデ(rec)、ギュンター・ヘラー(rec)、ピエール・ティボー(tp)、ヘトヴィヒ・ビルグラム(cem)


ヴィンテージレコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
SAPM138 438/39
作曲家
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
オーケストラ
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
指揮者
カール・リヒター
録音種別
STEREO
製盤国
DE(ドイツ)盤
SILVER WITH BLACK LETTERING, STEREO 2枚組(150g)。

ヴィンテージレコードのカバー、レーベル写真

DE ARCHIV SAPM138 438/39 リヒター/ミュンヘンバッハ管弦 バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲)
DE ARCHIV SAPM138 438/39 リヒター/ミュンヘンバッハ管弦 バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲)

コンディション

ジャケット状態
EX
レコード状態
M-

通販レコード

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
 
オーダーは 品番 / 26067
販売価格 6,600円(税込)

プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。



  


2025年03月29日

鮮やかに浮き上がる音楽*最も名盤の多い指揮者 モントゥー指揮ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」全曲

ヴィンテージレコードの紹介曖昧な部分がなく、それでいてスケールは極めて大きい。

GB DEC LXT5536 モントゥー ラヴェル・ダフニスとクロエ

《英オレンジ銀文字盤》GB DECCA LXT5536 モントゥー/ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」-全曲

 バレエ「ダフニスとクロエ」は、1912年にバレエ・リュスによりパリ・シャトレ座で初演されました。指揮は30歳代ながらすでに国際的な活躍をしていたピエール・モントゥー。これは半世紀近くを経て行われた記念碑的な録音で、アンセルメと共に永く基準とされた名盤です。
 パリに生まれ、数々の20世紀名作バレエの初演を振った指揮者、ピエール・モントゥーによるラヴェル作品。最晩年、彼が1961年~1964年に首席指揮者を務めていた名門ロンドン交響楽団との演奏は生気漲る奥の深い演奏で、多くの支持を受ける名盤。
 ピエール・モントゥーは1911年から1914年まで伝説的なバレエ団「バレエ・リュス」の指揮者を務めており、『ペトルーシュカ』『ダフニスとクロエ』『春の祭典』などの初演の棒を執りました。初演者モントゥーの棒で『ペトルーシュカ」と『春の祭典』のステレオ録音を済ませていた英デッカのプロデューサー、ジョン・カルショーはモントゥー指揮の『ダフニスとクロエ』ステレオ録音を実現するべく社内を説得。1959年に録音されたのが『ダフニスとクロエ』全曲盤です。1912年6月8日の初演から約半世紀後に録音された、初演者モントゥーによる全曲ステレオ録音は、そのことだけで歴史的意義が計り知れませんが、演奏、録音そのものが21世紀の現代においても極めて優秀であることでさらに価値の高いものとなっています。
 モントゥーの指揮は音楽の瑞々しい推進力と華麗な色彩、ダイナミックな迫力にみち同時に豊かなニュアンスに彩られています。初演時にバクストの色彩的な衣装をまとい、フォーキンの力強い振付で舞ったニジンスキーとカルサヴィナの姿は残されませんでしたが、モントゥーによる演奏が鮮明な録音で残ったことで、私たちはその時代の息吹を直接感じとることができます。
1959年4月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。

微妙なニュアンスの豊かさ、スポーツ的にとどまらない陶酔感、推進力を裏付ける音楽性・・・。

 レパートリーの広さ、鮮やかに浮き上がる音楽、傑作の真の姿を伝える、、、ら見出しに踊る、89年の生涯で最も名盤の多い指揮者です。50歳を過ぎてからはオペラを振る機会は限られ、コンサート指揮者としての活動がメインで、サンフランシスコ交響楽団によるストラヴィンスキーの『春の祭典』(1945年録音)、ボストン交響楽団によるチャイコフスキーの交響曲第4番(1959年録音)、第5番(1958年録音)、ロンドン交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第4番(1959年録音)、第7番(1961年録音)、第9番「合唱」(1962年録音)、ブラームスの交響曲第2番(1962年録音)、ドヴォルザークの交響曲第7番(1959年録音)、エルガーの「エニグマ変奏曲」(1958年録音)、ドビュッシーの交響的断章『聖セバスティアンの殉教』(1963年録音)、コンセルトヘボウ管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(1962年録音)、北ドイツ放送響によるモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」(1964年録音)はステレオ録音でもあり、指揮者の偉大さを伝える名演奏として聴いておきたい。男盛りの年代を第一次世界大戦の中で棒に振ったが、第一次世界大戦勃発後、軍役から帰還すると渡米。1917年から1919年までメトロポリタン・オペラ、1919年から1924年までボストン交響楽団、1924年から1934年までアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団で(メンゲルベルクに次ぐ第2指揮者として)指揮をしていた。同時期、パリ交響楽団を創設して幻想交響曲などの録音を発表する傍ら、指揮者養成のためのエコール・モントゥーを設立している。第二次世界大戦後の動乱をアメリカにいたことは回避できたが、傑作の真の姿を伝える指揮者として多くの録音を行った。
 一言で表現すれば、明快さ、明朗な演奏!!!曖昧な部分がなく、それでいてスケールは極めて大きい。1950年代は主にボストン響の指揮台に立ち、1961年にロンドン交響楽団の首席指揮者に就任。すでに86歳になっていたが、ロンドン交響楽団とは相性が良く、25年契約が交わされたというから驚きだ。
 モントゥーは1961年、英デッカにもう1枚、ラヴェルをドビュッシーとともに録音しました。この年はモントゥーが86歳にしてロンドン交響楽団の首席指揮者に就任し、世界の音楽ファンを驚かせた年でもありました。いずれも名演、名録音の誉れ高いものですが、中でもドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』が注目されます。1894年の初演時から評判が高かったこの作品は、1912年に「バレエ・リュス」によるニジンスキー振付のもとバレエ化され、音楽史上だけでなくバレエ史上も不滅の作品となりました。この「バレエ・リュス」初演の指揮を執ったのもモントゥーでした。モントゥーの指揮で聴く端然とした音楽の進行とむせるような官能性は、ドビュッシー、及びニジンスキーの作品世界に相応しいものと言えるでしょう。
 晩年残された録音は全て傾聴に値するといいたくなるほどの名演揃いで、加えて、最晩年になってもあまり衰えることの無かった気力・体力にも恵まれた所為か、ステレオ録音にも素晴らしい演奏がたくさん残されている。ワルターと同じで70歳を過ぎてから益々意気盛んといった健康的な快速テンポはこの老人の何処に潜んでいるのだろうか。
 メカニックな響きはどこにもなく、細部を緻密に掘り下げるのではなく、全体の曲の雰囲気作りと大きな有機的なフレージングを信条とした演奏は、今聴いても新鮮です。晩年に近づくにベートーヴェンやブラームスなどの古典モノに傾倒した指揮者でしたが、しかし、本盤を聴くと、やはりモントゥーはフランス人としみじみ思います。

レコードのディテール

Monteux, London Symphony Orchestra ‎– Ravel, Daphnis Et Chloé

プロダクト

レコード番号
LXT5536
作曲家
モーリス・ラヴェル
ロンドン交響楽団
指揮者
ピエール・モントゥー
録音種別
MONO
製盤国
GB(イギリス)盤
ORANGE WITH SILVER LETTERING, MONO 1枚組(150g), Stamper 3A/2A。

レコードのカバー、レーベル写真

GB DECCA LXT5536 モントゥー/ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」-全曲
GB DECCA LXT5536 モントゥー/ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」-全曲
優秀録音、コレクションアイテム Decca ffrr Silver inner-groove 英国 DECCA ffrr 録音LP、LXT ナンバーのオリジナル。
 58年頃までのプレスで、オレンジ地に銀文字の『内溝』タイプ。耳マークがあります。音場型のステレオ盤に比べてモノラルは音像型。総じてモノラル盤の音質はステレオ盤より中低音域が厚く、コシがあるので同じ演奏のステレオ盤より明らかに好ましいものも少なくない良い音です。また、こうしたモノラル盤は単にモノーラルになっているだけではなく、ステレオ盤とは別にセッション録音したのがあります。
 モノーラル盤はステレオ盤より力感があり、そこはブルーノートのモノラル盤と共通していますが奥行きでオーケストラの存在感を出している点で、わたしはオレンジラベル盤が好きです。
 レコードのステレオ録音は、英国 DECCA が先頭を走っていた。英 DECCA は、1941年頃に開発した高音質録音 ffrr の技術を用いて、1945年には高音質 SPレコードを、1949年には高音質 LPレコードを発表した。その高音質の素晴らしさはあっという間に、オーディオ・マニアや音楽愛好家を虜にしてしまった。ステレオ録音黎明期(れいめいき)1958年から、FFSS ( Full Frequency Stereo Sound )と呼ばれる先進技術を武器に、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売し、アナログ盤時代の高音質録音の代名詞的存在として「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけ君臨しつづけた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。 この技術は1968年ノイマン SX-68 を導入するまで続けられた。

最近のワイドレンジだけれどもどこか薄い音とは違う…

 その真相はニール・ヤングによる今のアナログ・レコードへのダメ出しが分かりやすい。
 現在は CD 音源、ハイレゾ音源、デジタル・ストリーミング音源と音質も方式も様々だが、アナログ・レコードもアメリカのアンティークショップから発売されるものを中心にブームになっている。
自身もストリーミング会社を起こしたニール・ヤングがアナログ・レコードに対して物申した。
現在のアナログ・レコードは CD マスター音源から作られており CD を超える音質となっていないそうだ。そして、これはデジタルよりもアナログが優位だとは言ってはいない。
 SACD で日常的に聴いているとワイドレンジにゆとりがあることが感じられる。デジタル録音はアナログ・マイクで拾った音をデジタル化される。CD 用のマスター音源は、これにイコールではない。市販されている CD は規格が定められていて容量に制限が有る。
低い音、高い音(正確には周波数帯だが)を CD に入れられる範囲にカットされている音を聞いている。
一方、その昔のアナログ・レコードはアナログで録音され、その音源からレコードを製作していたので全ての拾える限りの音を捉えていました。ただプレス時の条件で個体差があるし、再生を重ねた時の摩耗、そして40年、50年もたった当時のレコード盤に使用されたマテリアルの経年劣化など、レコード盤の物理的な限界はあるとしてもね。
 デジタルは経年劣化や摩耗による低音の破壊は起こらない。ハイレゾ音源とは、デジタル録音した時にカットしていない音質を保ったままデジタル化した音源だ。(アナログは60分の音楽は60分分の録音テープが必要ですが、デジタルでは一様ではない。だから一概には定められないが、現在の市販 CD にハイレゾ音源のそのままを入れると10分ぐらいの再生しかできないので商売に成り立たない。)マーティ・フリードマンもタモリ倶楽部で空耳アワード2015の回の時に音楽はベースラインが心地よいのに、「パソコンで音楽聞くと悲しくなります。ベースが聞こえないじゃないですか」って嘆いていましたね。

  


2025年03月27日

〝若さ〟と〝老成〟の共立 ― 楽曲の核心を強力なまでの説得力をもって描き切る若きムーティの何をも恐れぬ指揮ぶり

計算尽くで達成できるものでは無い〝ミラクル〟

GB EMI ASD3645
(演奏者)リッカルド・ムーティ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
(曲目)ムソルグスキー・展覧会の絵/ストラヴィンスキー・火の鳥
GB EMI ASD3645 ムーティ ムソルグスキー・展覧会の絵/ストラヴィンスキー・火の鳥

現代を代表する巨匠、リッカルド・ムーティは、フィラデルフィア時代にEMIに大量に録音を残しています。オーマンディから引き継いでフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督となったムーティの人気は凄まじく、同楽団に第2の黄金時代をもたらしました。このコンビが乗りに乗っていた時代の、ロシア人気曲のカップリング。伝統的にロシア音楽を得意としてきたフィラデルフィア管の、明るく官能的なサウンドが満喫できる一枚です。


ムーティが若き日に録音した「展覧会の絵」「火の鳥」はどれもみずみずしく高水準な演奏です。若きムーティが自分自身を信じる「自信」に溢れた、それは計算尽くで達成できるものでは無い、天才ぶりの音楽なのです。何をも恐れぬ境地で、楽曲の核心を強力なまでの説得力をもって描き切る指揮ぶりには、〝若さ〟と〝老成〟したものが両立した奇跡のような音楽を生み出しています。現在最高齢の現役指揮者となったブロムシュテットの、新しいベートーヴェンの交響曲全集の速めのテンポで運ぶ、年齢を感じさせない躍動感あふれる演奏に、しなやかで瑞々しい音楽に驚くと同時に堅実な解釈に、円熟の極みを感じて、かつてのムーティの演奏を思い出していました。


1970年代末期にアナログ録音技術は完成され、特に70〜80年代にかけてのEMIにおける録音は、切れ味の鋭さ、音のメリハリ、色彩感、そして歌心を得た、魅力的なサウンドとなっています。

1978年3月録音。初発は1979年。

レコード・クレジットとノート

プロダクト

  1. オーケストラ
    フィラデルフィア管弦楽団
  2. 指揮者
    リッカルド・ムーティ
  3. レーベル
    EMI
  4. レコード番号
    EMI ASD3645
  5. 作曲家
    イーゴリ・ストラヴィンスキー モデスト・ムソルグスキー
  6. 楽曲
    ムソルグスキー・展覧会の絵/ストラヴィンスキー・火の鳥
  7. 録音種別
    STEREO
  8. 製盤国
    DE(ドイツ)盤
  9. レーベル世代
    WHITE & BLACK STAMP DOG ORIGINAL
  10. カルテ(管弦楽曲)
    STEREO 1枚組 (140㌘), Release 1979, Stamper 4/3.

レコードのカバー、レーベル写真

  • GB EMI ASD3645 ムーティ ムソルグスキー・展覧会の絵/ストラヴィンスキー・火の鳥
  • GB EMI ASD3645 ムーティ ムソルグスキー・展覧会の絵/ストラヴィンスキー・火の鳥
CDはアマゾンで購入できます。
ムソルグスキー/ラヴェル:展覧会の絵、ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲
ムーティ(リッカルド)
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-06-24


  


2025年03月26日

♬現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲

J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲(全曲) (2SHM-CD)
カール・リヒター
Universal Music
2021-07-07


通販レコードのご案内モダン楽器を選んだリヒターの峻厳なバッハ。バッハの世俗音楽はもっと気軽に聴きたいという気持ちもないわけではありませんが衝撃を受ける「ブランデンブルク」を代表する名盤の一つです。

DE ARCHIV SAPM138 438/39 リヒター/ミュンヘンバッハ管弦 バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲)《独シルヴァー・ラベル》DE ARCHIV SAPM138 438/39 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦 バッハ・ブランデンブルク協奏曲(全曲)
 バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名なブランデンブルク協奏曲。
 モダン楽器小編成オーケストラによる求心力の強いキビキビしたリズムと力強い推進力が特長のバッハ演奏。アンダンテで深い抒情を聴かせる、ニコレやクレメント、バウマン、リンデ、ヘッツェル等、ソリストが非常に豪華なのも特筆されるところ。リヒターのしつらえた完璧なフォルムの中にあって、随所で味わい豊かなソロを聴かせてくれています。
 録音は歪みなく明せきな音質で各楽器がクリアーに聞きとれます。1967年、ステレオ録音。
ソリスト:カール=ハインツ・シュネーベルガー(vn)、クルト=クリスティアーン・シュティアー(va)、オスヴァルト・ウール(gamba)、ヨハネス・フィンク(gamba)、フリッツ・キスカルト(vc)、ヘルベルト・ドゥフト(db)、マンフレート・クレメント(ob)、ヘルマン・バウマン(hrn)、ヴェルナー・マイヤードルフ(hrn)、カール・コルビンガー(fg)、ハンス・マルティン・リンデ(rec)、ギュンター・ヘラー(rec)、ピエール・ティボー(tp)、ヘトヴィヒ・ビルグラム(cem)


ヴィンテージレコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

レコード番号
SAPM138 438/39
作曲家
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
オーケストラ
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
指揮者
カール・リヒター
録音種別
STEREO
製盤国
DE(ドイツ)盤
SILVER WITH BLACK LETTERING, STEREO 2枚組(150g)。

ヴィンテージレコードのカバー、レーベル写真

DE ARCHIV SAPM138 438/39 リヒター/ミュンヘンバッハ管弦 バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲)
DE ARCHIV SAPM138 438/39 リヒター/ミュンヘンバッハ管弦 バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲)

コンディション

ジャケット状態
EX
レコード状態
M-

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オーダーは 品番 / 26067
販売価格 6,600円(税込)

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2025年03月23日

オーケストラ・ビルダー、ポール・パレーの名盤 デュカス、ラヴェル、シャブリエ、リスト、ラフマニノフ

GB MER MMA11052 パレー ラフマニノフ・2番

「オーケストラ・ビルダー」と称えられた男

フランスの指揮者、ポール・パレー(Paul Paray /1886~1979)は定評ある米Mercuryによる録音を中心に、米VOX、仏Columbiaによるセッション録音のほか、指揮者としてのキャリアは実に59年間に及びますが、1934年にレコード録音を始め、1979年に93歳で亡くなるまで現役で指揮していたという頑健な体の持ち主で、その音楽の力強いスタイルを満喫できる。
父オーギュストは象牙細工職人で、聖ジャック教会のオルガニストのほか、夏場にはオルフェオン劇場で、市立合唱協会を指揮してハイドンの『天地創造』や、ベルリオーズの『キリストの幼時』などのほか、メンデルスゾーン、グノー、サン=サーンスのオラトリオやカンタータも取り上げていました。父オーギュストからピアノなどさまざまなレッスンを受けていたパレーは5歳のとき、父が音楽監督を務めていたトレポールの市民楽団に小太鼓担当として参加。演奏の現場にふれあいます。9歳で、聖歌隊にも参加。同級生には、のちに著名なオルガニストになるマルセル・デュプレ(1886-1971)がいた影響もあり、オルガンに熱中したパレーは、バッハのオルガン作品を大量に暗譜。ヴィドール、ヴィエルヌ、フランク、ブルックナー、レーガーらのオルガン作品を研究する少年時代を送る。
パリ音楽院に18歳の時に入学。作曲、対位法、和声を学んだパレーは、若いときにしか獲得できないローマ大賞を受賞し、作曲家として認められる一方、オルガニストや、劇場の楽団のチェリストとしても活動。ほかにピアノとティンパニもこなしていたという作曲家兼器楽奏者としてマルチな活動をしました。
指揮者になる転機は、第1次世界大戦が終わってドイツの捕虜収容所から解放され、ピレネー山麓のカジノのオーケストラに楽長として雇用された33歳の時でした。パレーは19世紀生まれの多くの指揮者と同じく、指揮を専門に勉強してはいませんでしたが、保養地や観光地にあるカジノはギャンブル目的だけではない、複合的な施設として運営されていることが多く、経済力のある人々も集まることから、当時はそこで大小さまざまなクラシックの演奏会やオペラ上演がおこなわれたりしていました。カジノでは、そうした音楽需要を目的に、シーズンオフの収入減をカバーしたい音楽家たちが、フランス各地から集まって楽団を編成していたのですが、パレーの指揮者としての初仕事は、そうした楽団を指揮するというものでした。
音楽家たち個別の腕前は一流ながらも臨時編成という条件付きのカジノの楽団をまとめあげる経験は、指揮者としての腕を磨くには絶好の機会でもあったようで、後年、「オーケストラ・ビルダー」と称えられることになります。
パレーのオーケストラ・ビルダーぶりが遺憾なく発揮されたのが、デトロイト交響楽団との仕事です。1940年代に2度にわたって解散するなど低迷していたデトロイト交響楽団を、数年でメジャー級の実力にまで引き上げたその手腕には驚くばかり。
カジノの楽団をまとめあげるプロセスから獲得した、指揮者としての能力が現れている、カッチリとメリハリの効いたパレーの音楽は、色彩感の描出と緊迫したダイナミズムの創出には特に秀でており、自在なアゴーギクを駆使した独特の表現や、豪快な響きのつくり方、もってまわったところのない音楽は実に魅力的。こうした特徴は、べテランのオーケストラ・ファンにおなじみのサウンド自慢のマーキュリー・リヴィング・プレゼンス・シリーズの録音で特に際立っており、快速でバリバリ進められるシューマンやベートーヴェン、ドヴォルザーク、シベリウスなど気分爽快な演奏が楽しめます。
得意のフランス音楽でも、作品の個性をリアルに描き出す明晰な音楽を聴かせており、サン=サーンスの交響曲第3番『オルガン付き』では、パレーと同じノルマンディー地方に同じ1886年5月に生まれ、同じくルーアンでオルガンと作曲を学んだマルセル・デュプレと共演、デトロイト交響楽団の克明なサウンドで迫力ある演奏を聴かせています。

パレーの美質が存分に発揮された、バランスのとれたラフマニノフ。

通販レコードのご案内GB MERCURY MMA11052 ポール・パレー デトロイト交響楽団 ラフマニノフ・交響曲2番

  • パレーが音楽監督を務め黄金時代を築き上げたデトロイト交響楽団との、情熱漲る入魂の演奏。
    パレーの美質が存分に発揮された、バランスのとれたラフマニノフ。
    メランコリックな旋律に溢れた典型的な古典形式による、ラフマニノフの交響曲作曲家としての実力を示した第2番。
  • GB MER MMA11052 パレー ラフマニノフ・2番
録音:1957年3月デトロイト

パレー83歳の時の録音だがモンテカルロ管を豪快にドライブ

通販レコードのご案内FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2648 ポール・パレー リスト・フェスティバル

  • FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2648 ポール・パレー リスト・フェスティバル
  • デトロイト交響楽団音楽監督を長年に渡り務めたパレーはモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団との縁も深かった。1928年~33年までこの楽団の音楽監督を務め、1941年にはこの地に移住しオペラ指揮者としても活躍した。リストの管弦楽曲集。パレーがモンテカルロ管を豪快にドライブ。パレー83歳の時の録音だがその若々しい力強い演奏に驚かされる。
交響詩「前奏曲」、メフィスト・ワルツ、交響詩「オルフェウス」、マゼッパの4曲を収録。デトロイト響音楽監督を退任後各地のオーケストラに客演、レコーディング活動を行った時代、古巣のモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団と「コンサート・ホール」に1969年に録音したリストの管弦楽作品集。

パレーの真骨頂・剛毅闊達なアプローチ

通販レコードのご案内FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2663 ポール・パレー デュカス・魔法使いの弟子

このレコードはフランスの指揮者パレーの最高傑作といわれているものです。
  • モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団もフランス系の奏者が多いため、パレーの指揮によく応えています。
    フランス系指揮者の曲線的なイメージとは完全に一線を画した剛毅闊達なアプローチがきわめて壮快な演奏。パレーの真骨頂といえる近代フランスの作曲家の演奏はいずれも定評があり、中でも、神髄をついたシャブリエは必聴です。
  • FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2663 ポール・パレー デュカス・魔法使いの弟子
かつて世界最大のレコード通販会社として君臨したコンサートホール・ソサエティ(略称CHS)は、スイスを本拠地として、英米独仏だけでなく遠くアジアの日本などに販売網を広げていました。残念ながら経営に行き詰まり、70年代前半倒産しましたが、EMI、DECCA、COLUMBIAと云ったメジャーレーベルから漏れた隠れた演奏には名演も多く、貴重な文化遺産となっています。このGUILDE INTERNATIONALE DU DISQUEは、CHSのフランス版で、クオリティに差はありません。デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』、ラヴェル:ラ・ヴァルス 、シャブリエ「狂詩曲 スペイン」 録音:1969年10月モンテ・カルロ

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
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2025年03月22日

名曲、名演、名録音を満喫◉アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 レスピーギ・ローマの噴水/ローマの松

アンセルメならではのテンポ設定のうまさが光る明晰さ、
明るいカラフルな響きのなかにもくっきりとした陰影 ―
説得力のある演奏。
火事により失われしまう
ヴィクトリアホールの美しい響き
見事にとらえた優秀録音。

CDはアマゾンで購入できます。
レスピーギ:ローマの噴水
アンセルメ(エルネスト)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2002-12-18



録音空間を堪能するヴィンテージレコードレスピーギの華麗なオーケストレーションを忠実に再現した、アンセルメの模範的演奏。

GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水
GB DECCA SPA227
(指揮)エルネスト・アンセルメ
(管弦楽)スイス・ロマンド管弦楽団
(曲目)レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水

「アッピア街道の松」に古代ローマの楽器をイメージして指定されているバンダのブッチーナ(Buccina)はサクソルン族を使用しています。


レスピーギの代表作、ローマの松とローマの噴水は、カラフルでダイナミックなオーケストレーションで有名だが、本盤は、アンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団の名コンビの演奏で、デッカの鮮明な録音も手伝い、レスピーギのオーケストレーションがくっきりと浮かんでくる。演奏のほうも説得力がある。
オーケストラは音程が不正確だったり、縦の線がずれていたりといった乱れもありますが、アンセルメならではのテンポ設定のうまさが光る明晰さ、明るいカラフルな響きのなかにも陰影をくっきりとつけていて、フレンチスタイルの鄙びたバソンの響きも古典的な雰囲気にうまく合っていました。
なお「アッピア街道の松」に古代ローマの楽器をイメージして指定されているバンダのブッチーナ(Buccina)はサクソルン族を使用しています。水牛の角のような形状の金管楽器でバルブやピストンもなく自然倍音を奏でるしか無い、この楽器は1930年代にドイツのアレキサンダー社によって復元されナチスドイツの親衛隊が吹いている写真も存在しますが、レスピーギがこの楽器の音を実際に聞いたのかという事実はわかりません。現実のスコアには自然倍音以外の音も記譜がされており、レスピーギ自身は、ソプラノとテナーについてはフリューゲルホルン、バスについてはユーフォニウム若しくはバリトンを想定していたようです。

1963年1月スイス、ジュネーブのヴィクトリア・ホールでの録音。火事により失われてしまったヴィクトリアホールの響きを見事に捕らえた録音も良く、オルガンの重低音にうまく乗ったオーケストラの響きが空間に豊麗に拡散していく様子がはっきりとわかります。

伝説のホールで幾多の名録音が生み出された ― ジュネーヴのヴィクトリア・ホールは優れた音響を誇るうえに、レコーディング・スタジオとしても最適でした。指揮台の頭上に吊るしたデッカツリーといわれる3本のマイクロフォンのみで収録されたにもかかわらず、圧倒的な色彩感と空間性が再現されています。

レコード・クレジット・アンド・ノート

プロダクト

レコード番号
SPA227
作曲家
オットリーノ・レスピーギ
オーケストラ
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮者
エルネスト・アンセルメ
録音種別
STEREO
製盤国
GB(イギリス)盤
BLUE WITH SILVER LETTERING, STEREO 1枚組 (120g), Stamper 1W/2W

レコードのカバー、レーベル写真

  • GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水
  • GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水

レーベル・ガイド

SPAシリーズ》英DECCA社の廉価版シリーズは、1960年前後に第1の廉価盤シリーズ「Ace of Clubs/Ace of Diamond」を発売します。その後、1970年代に入ると第2の廉価盤シリーズ「Eclipse」を発売します。そして、第3の廉価盤シリーズとして「The World of Great Classics」として「SPAシリーズ」を発売します。本盤は、その第3の「SPAシリーズ」なのですが、クラシック入門編といった趣で演奏者の全然違う録音を組み合わせた編集も多く、コレクション的には価値が低いものの、音質的にもSXLシリーズより僅かスッキリした感はありますが、DECCA社らしい高音質(Hi-Fi)となっています。同じソースでも、SXLオリジナルの1/5~1/10程度の費用で入手できるので、コストパフォーマンスの高い盤としてオススメできます。

  


2025年03月22日

鮮やかに浮き上がる音楽*最も名盤の多い指揮者 モントゥー指揮ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」全曲

ヴィンテージレコードの紹介曖昧な部分がなく、それでいてスケールは極めて大きい。

GB DEC LXT5536 モントゥー ラヴェル・ダフニスとクロエ

《英オレンジ銀文字盤》GB DECCA LXT5536 モントゥー/ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」-全曲

 バレエ「ダフニスとクロエ」は、1912年にバレエ・リュスによりパリ・シャトレ座で初演されました。指揮は30歳代ながらすでに国際的な活躍をしていたピエール・モントゥー。これは半世紀近くを経て行われた記念碑的な録音で、アンセルメと共に永く基準とされた名盤です。
 パリに生まれ、数々の20世紀名作バレエの初演を振った指揮者、ピエール・モントゥーによるラヴェル作品。最晩年、彼が1961年~1964年に首席指揮者を務めていた名門ロンドン交響楽団との演奏は生気漲る奥の深い演奏で、多くの支持を受ける名盤。
 ピエール・モントゥーは1911年から1914年まで伝説的なバレエ団「バレエ・リュス」の指揮者を務めており、『ペトルーシュカ』『ダフニスとクロエ』『春の祭典』などの初演の棒を執りました。初演者モントゥーの棒で『ペトルーシュカ」と『春の祭典』のステレオ録音を済ませていた英デッカのプロデューサー、ジョン・カルショーはモントゥー指揮の『ダフニスとクロエ』ステレオ録音を実現するべく社内を説得。1959年に録音されたのが『ダフニスとクロエ』全曲盤です。1912年6月8日の初演から約半世紀後に録音された、初演者モントゥーによる全曲ステレオ録音は、そのことだけで歴史的意義が計り知れませんが、演奏、録音そのものが21世紀の現代においても極めて優秀であることでさらに価値の高いものとなっています。
 モントゥーの指揮は音楽の瑞々しい推進力と華麗な色彩、ダイナミックな迫力にみち同時に豊かなニュアンスに彩られています。初演時にバクストの色彩的な衣装をまとい、フォーキンの力強い振付で舞ったニジンスキーとカルサヴィナの姿は残されませんでしたが、モントゥーによる演奏が鮮明な録音で残ったことで、私たちはその時代の息吹を直接感じとることができます。
1959年4月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。

微妙なニュアンスの豊かさ、スポーツ的にとどまらない陶酔感、推進力を裏付ける音楽性・・・。

 レパートリーの広さ、鮮やかに浮き上がる音楽、傑作の真の姿を伝える、、、ら見出しに踊る、89年の生涯で最も名盤の多い指揮者です。50歳を過ぎてからはオペラを振る機会は限られ、コンサート指揮者としての活動がメインで、サンフランシスコ交響楽団によるストラヴィンスキーの『春の祭典』(1945年録音)、ボストン交響楽団によるチャイコフスキーの交響曲第4番(1959年録音)、第5番(1958年録音)、ロンドン交響楽団によるベートーヴェンの交響曲第4番(1959年録音)、第7番(1961年録音)、第9番「合唱」(1962年録音)、ブラームスの交響曲第2番(1962年録音)、ドヴォルザークの交響曲第7番(1959年録音)、エルガーの「エニグマ変奏曲」(1958年録音)、ドビュッシーの交響的断章『聖セバスティアンの殉教』(1963年録音)、コンセルトヘボウ管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(1962年録音)、北ドイツ放送響によるモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」(1964年録音)はステレオ録音でもあり、指揮者の偉大さを伝える名演奏として聴いておきたい。男盛りの年代を第一次世界大戦の中で棒に振ったが、第一次世界大戦勃発後、軍役から帰還すると渡米。1917年から1919年までメトロポリタン・オペラ、1919年から1924年までボストン交響楽団、1924年から1934年までアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団で(メンゲルベルクに次ぐ第2指揮者として)指揮をしていた。同時期、パリ交響楽団を創設して幻想交響曲などの録音を発表する傍ら、指揮者養成のためのエコール・モントゥーを設立している。第二次世界大戦後の動乱をアメリカにいたことは回避できたが、傑作の真の姿を伝える指揮者として多くの録音を行った。
 一言で表現すれば、明快さ、明朗な演奏!!!曖昧な部分がなく、それでいてスケールは極めて大きい。1950年代は主にボストン響の指揮台に立ち、1961年にロンドン交響楽団の首席指揮者に就任。すでに86歳になっていたが、ロンドン交響楽団とは相性が良く、25年契約が交わされたというから驚きだ。
 モントゥーは1961年、英デッカにもう1枚、ラヴェルをドビュッシーとともに録音しました。この年はモントゥーが86歳にしてロンドン交響楽団の首席指揮者に就任し、世界の音楽ファンを驚かせた年でもありました。いずれも名演、名録音の誉れ高いものですが、中でもドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』が注目されます。1894年の初演時から評判が高かったこの作品は、1912年に「バレエ・リュス」によるニジンスキー振付のもとバレエ化され、音楽史上だけでなくバレエ史上も不滅の作品となりました。この「バレエ・リュス」初演の指揮を執ったのもモントゥーでした。モントゥーの指揮で聴く端然とした音楽の進行とむせるような官能性は、ドビュッシー、及びニジンスキーの作品世界に相応しいものと言えるでしょう。
 晩年残された録音は全て傾聴に値するといいたくなるほどの名演揃いで、加えて、最晩年になってもあまり衰えることの無かった気力・体力にも恵まれた所為か、ステレオ録音にも素晴らしい演奏がたくさん残されている。ワルターと同じで70歳を過ぎてから益々意気盛んといった健康的な快速テンポはこの老人の何処に潜んでいるのだろうか。
 メカニックな響きはどこにもなく、細部を緻密に掘り下げるのではなく、全体の曲の雰囲気作りと大きな有機的なフレージングを信条とした演奏は、今聴いても新鮮です。晩年に近づくにベートーヴェンやブラームスなどの古典モノに傾倒した指揮者でしたが、しかし、本盤を聴くと、やはりモントゥーはフランス人としみじみ思います。

レコードのディテール

Monteux, London Symphony Orchestra ‎– Ravel, Daphnis Et Chloé

プロダクト

レコード番号
LXT5536
作曲家
モーリス・ラヴェル
ロンドン交響楽団
指揮者
ピエール・モントゥー
録音種別
MONO
製盤国
GB(イギリス)盤
ORANGE WITH SILVER LETTERING, MONO 1枚組(150g), Stamper 3A/2A。

レコードのカバー、レーベル写真

GB DECCA LXT5536 モントゥー/ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」-全曲
GB DECCA LXT5536 モントゥー/ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」-全曲
優秀録音、コレクションアイテム Decca ffrr Silver inner-groove 英国 DECCA ffrr 録音LP、LXT ナンバーのオリジナル。
 58年頃までのプレスで、オレンジ地に銀文字の『内溝』タイプ。耳マークがあります。音場型のステレオ盤に比べてモノラルは音像型。総じてモノラル盤の音質はステレオ盤より中低音域が厚く、コシがあるので同じ演奏のステレオ盤より明らかに好ましいものも少なくない良い音です。また、こうしたモノラル盤は単にモノーラルになっているだけではなく、ステレオ盤とは別にセッション録音したのがあります。
 モノーラル盤はステレオ盤より力感があり、そこはブルーノートのモノラル盤と共通していますが奥行きでオーケストラの存在感を出している点で、わたしはオレンジラベル盤が好きです。
 レコードのステレオ録音は、英国 DECCA が先頭を走っていた。英 DECCA は、1941年頃に開発した高音質録音 ffrr の技術を用いて、1945年には高音質 SPレコードを、1949年には高音質 LPレコードを発表した。その高音質の素晴らしさはあっという間に、オーディオ・マニアや音楽愛好家を虜にしてしまった。ステレオ録音黎明期(れいめいき)1958年から、FFSS ( Full Frequency Stereo Sound )と呼ばれる先進技術を武器に、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売し、アナログ盤時代の高音質録音の代名詞的存在として「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけ君臨しつづけた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。 この技術は1968年ノイマン SX-68 を導入するまで続けられた。

最近のワイドレンジだけれどもどこか薄い音とは違う…

 その真相はニール・ヤングによる今のアナログ・レコードへのダメ出しが分かりやすい。
 現在は CD 音源、ハイレゾ音源、デジタル・ストリーミング音源と音質も方式も様々だが、アナログ・レコードもアメリカのアンティークショップから発売されるものを中心にブームになっている。
自身もストリーミング会社を起こしたニール・ヤングがアナログ・レコードに対して物申した。
現在のアナログ・レコードは CD マスター音源から作られており CD を超える音質となっていないそうだ。そして、これはデジタルよりもアナログが優位だとは言ってはいない。
 SACD で日常的に聴いているとワイドレンジにゆとりがあることが感じられる。デジタル録音はアナログ・マイクで拾った音をデジタル化される。CD 用のマスター音源は、これにイコールではない。市販されている CD は規格が定められていて容量に制限が有る。
低い音、高い音(正確には周波数帯だが)を CD に入れられる範囲にカットされている音を聞いている。
一方、その昔のアナログ・レコードはアナログで録音され、その音源からレコードを製作していたので全ての拾える限りの音を捉えていました。ただプレス時の条件で個体差があるし、再生を重ねた時の摩耗、そして40年、50年もたった当時のレコード盤に使用されたマテリアルの経年劣化など、レコード盤の物理的な限界はあるとしてもね。
 デジタルは経年劣化や摩耗による低音の破壊は起こらない。ハイレゾ音源とは、デジタル録音した時にカットしていない音質を保ったままデジタル化した音源だ。(アナログは60分の音楽は60分分の録音テープが必要ですが、デジタルでは一様ではない。だから一概には定められないが、現在の市販 CD にハイレゾ音源のそのままを入れると10分ぐらいの再生しかできないので商売に成り立たない。)マーティ・フリードマンもタモリ倶楽部で空耳アワード2015の回の時に音楽はベースラインが心地よいのに、「パソコンで音楽聞くと悲しくなります。ベースが聞こえないじゃないですか」って嘆いていましたね。

  


2025年03月20日

名曲、名演、名録音を満喫◉アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 レスピーギ・ローマの噴水/ローマの松

アンセルメならではのテンポ設定のうまさが光る明晰さ、
明るいカラフルな響きのなかにもくっきりとした陰影 ―
説得力のある演奏。
火事により失われしまう
ヴィクトリアホールの美しい響き
見事にとらえた優秀録音。

CDはアマゾンで購入できます。
レスピーギ:ローマの噴水
アンセルメ(エルネスト)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2002-12-18



録音空間を堪能するヴィンテージレコードレスピーギの華麗なオーケストレーションを忠実に再現した、アンセルメの模範的演奏。

GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水
GB DECCA SPA227
(指揮)エルネスト・アンセルメ
(管弦楽)スイス・ロマンド管弦楽団
(曲目)レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水

「アッピア街道の松」に古代ローマの楽器をイメージして指定されているバンダのブッチーナ(Buccina)はサクソルン族を使用しています。


レスピーギの代表作、ローマの松とローマの噴水は、カラフルでダイナミックなオーケストレーションで有名だが、本盤は、アンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団の名コンビの演奏で、デッカの鮮明な録音も手伝い、レスピーギのオーケストレーションがくっきりと浮かんでくる。演奏のほうも説得力がある。
オーケストラは音程が不正確だったり、縦の線がずれていたりといった乱れもありますが、アンセルメならではのテンポ設定のうまさが光る明晰さ、明るいカラフルな響きのなかにも陰影をくっきりとつけていて、フレンチスタイルの鄙びたバソンの響きも古典的な雰囲気にうまく合っていました。
なお「アッピア街道の松」に古代ローマの楽器をイメージして指定されているバンダのブッチーナ(Buccina)はサクソルン族を使用しています。水牛の角のような形状の金管楽器でバルブやピストンもなく自然倍音を奏でるしか無い、この楽器は1930年代にドイツのアレキサンダー社によって復元されナチスドイツの親衛隊が吹いている写真も存在しますが、レスピーギがこの楽器の音を実際に聞いたのかという事実はわかりません。現実のスコアには自然倍音以外の音も記譜がされており、レスピーギ自身は、ソプラノとテナーについてはフリューゲルホルン、バスについてはユーフォニウム若しくはバリトンを想定していたようです。

1963年1月スイス、ジュネーブのヴィクトリア・ホールでの録音。火事により失われてしまったヴィクトリアホールの響きを見事に捕らえた録音も良く、オルガンの重低音にうまく乗ったオーケストラの響きが空間に豊麗に拡散していく様子がはっきりとわかります。

伝説のホールで幾多の名録音が生み出された ― ジュネーヴのヴィクトリア・ホールは優れた音響を誇るうえに、レコーディング・スタジオとしても最適でした。指揮台の頭上に吊るしたデッカツリーといわれる3本のマイクロフォンのみで収録されたにもかかわらず、圧倒的な色彩感と空間性が再現されています。

レコード・クレジット・アンド・ノート

プロダクト

レコード番号
SPA227
作曲家
オットリーノ・レスピーギ
オーケストラ
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮者
エルネスト・アンセルメ
録音種別
STEREO
製盤国
GB(イギリス)盤
BLUE WITH SILVER LETTERING, STEREO 1枚組 (120g), Stamper 1W/2W

レコードのカバー、レーベル写真

  • GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水
  • GB DECCA SPA227 アンセルメ レスピーギ・ローマの松/ローマの噴水

レーベル・ガイド

SPAシリーズ》英DECCA社の廉価版シリーズは、1960年前後に第1の廉価盤シリーズ「Ace of Clubs/Ace of Diamond」を発売します。その後、1970年代に入ると第2の廉価盤シリーズ「Eclipse」を発売します。そして、第3の廉価盤シリーズとして「The World of Great Classics」として「SPAシリーズ」を発売します。本盤は、その第3の「SPAシリーズ」なのですが、クラシック入門編といった趣で演奏者の全然違う録音を組み合わせた編集も多く、コレクション的には価値が低いものの、音質的にもSXLシリーズより僅かスッキリした感はありますが、DECCA社らしい高音質(Hi-Fi)となっています。同じソースでも、SXLオリジナルの1/5~1/10程度の費用で入手できるので、コストパフォーマンスの高い盤としてオススメできます。

  


2025年03月20日

オーケストラ・ビルダー、ポール・パレーの名盤 デュカス、ラヴェル、シャブリエ、リスト、ラフマニノフ

GB MER MMA11052 パレー ラフマニノフ・2番

「オーケストラ・ビルダー」と称えられた男

フランスの指揮者、ポール・パレー(Paul Paray /1886~1979)は定評ある米Mercuryによる録音を中心に、米VOX、仏Columbiaによるセッション録音のほか、指揮者としてのキャリアは実に59年間に及びますが、1934年にレコード録音を始め、1979年に93歳で亡くなるまで現役で指揮していたという頑健な体の持ち主で、その音楽の力強いスタイルを満喫できる。
父オーギュストは象牙細工職人で、聖ジャック教会のオルガニストのほか、夏場にはオルフェオン劇場で、市立合唱協会を指揮してハイドンの『天地創造』や、ベルリオーズの『キリストの幼時』などのほか、メンデルスゾーン、グノー、サン=サーンスのオラトリオやカンタータも取り上げていました。父オーギュストからピアノなどさまざまなレッスンを受けていたパレーは5歳のとき、父が音楽監督を務めていたトレポールの市民楽団に小太鼓担当として参加。演奏の現場にふれあいます。9歳で、聖歌隊にも参加。同級生には、のちに著名なオルガニストになるマルセル・デュプレ(1886-1971)がいた影響もあり、オルガンに熱中したパレーは、バッハのオルガン作品を大量に暗譜。ヴィドール、ヴィエルヌ、フランク、ブルックナー、レーガーらのオルガン作品を研究する少年時代を送る。
パリ音楽院に18歳の時に入学。作曲、対位法、和声を学んだパレーは、若いときにしか獲得できないローマ大賞を受賞し、作曲家として認められる一方、オルガニストや、劇場の楽団のチェリストとしても活動。ほかにピアノとティンパニもこなしていたという作曲家兼器楽奏者としてマルチな活動をしました。
指揮者になる転機は、第1次世界大戦が終わってドイツの捕虜収容所から解放され、ピレネー山麓のカジノのオーケストラに楽長として雇用された33歳の時でした。パレーは19世紀生まれの多くの指揮者と同じく、指揮を専門に勉強してはいませんでしたが、保養地や観光地にあるカジノはギャンブル目的だけではない、複合的な施設として運営されていることが多く、経済力のある人々も集まることから、当時はそこで大小さまざまなクラシックの演奏会やオペラ上演がおこなわれたりしていました。カジノでは、そうした音楽需要を目的に、シーズンオフの収入減をカバーしたい音楽家たちが、フランス各地から集まって楽団を編成していたのですが、パレーの指揮者としての初仕事は、そうした楽団を指揮するというものでした。
音楽家たち個別の腕前は一流ながらも臨時編成という条件付きのカジノの楽団をまとめあげる経験は、指揮者としての腕を磨くには絶好の機会でもあったようで、後年、「オーケストラ・ビルダー」と称えられることになります。
パレーのオーケストラ・ビルダーぶりが遺憾なく発揮されたのが、デトロイト交響楽団との仕事です。1940年代に2度にわたって解散するなど低迷していたデトロイト交響楽団を、数年でメジャー級の実力にまで引き上げたその手腕には驚くばかり。
カジノの楽団をまとめあげるプロセスから獲得した、指揮者としての能力が現れている、カッチリとメリハリの効いたパレーの音楽は、色彩感の描出と緊迫したダイナミズムの創出には特に秀でており、自在なアゴーギクを駆使した独特の表現や、豪快な響きのつくり方、もってまわったところのない音楽は実に魅力的。こうした特徴は、べテランのオーケストラ・ファンにおなじみのサウンド自慢のマーキュリー・リヴィング・プレゼンス・シリーズの録音で特に際立っており、快速でバリバリ進められるシューマンやベートーヴェン、ドヴォルザーク、シベリウスなど気分爽快な演奏が楽しめます。
得意のフランス音楽でも、作品の個性をリアルに描き出す明晰な音楽を聴かせており、サン=サーンスの交響曲第3番『オルガン付き』では、パレーと同じノルマンディー地方に同じ1886年5月に生まれ、同じくルーアンでオルガンと作曲を学んだマルセル・デュプレと共演、デトロイト交響楽団の克明なサウンドで迫力ある演奏を聴かせています。

パレーの美質が存分に発揮された、バランスのとれたラフマニノフ。

通販レコードのご案内GB MERCURY MMA11052 ポール・パレー デトロイト交響楽団 ラフマニノフ・交響曲2番

  • パレーが音楽監督を務め黄金時代を築き上げたデトロイト交響楽団との、情熱漲る入魂の演奏。
    パレーの美質が存分に発揮された、バランスのとれたラフマニノフ。
    メランコリックな旋律に溢れた典型的な古典形式による、ラフマニノフの交響曲作曲家としての実力を示した第2番。
  • GB MER MMA11052 パレー ラフマニノフ・2番
録音:1957年3月デトロイト

パレー83歳の時の録音だがモンテカルロ管を豪快にドライブ

通販レコードのご案内FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2648 ポール・パレー リスト・フェスティバル

  • FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2648 ポール・パレー リスト・フェスティバル
  • デトロイト交響楽団音楽監督を長年に渡り務めたパレーはモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団との縁も深かった。1928年~33年までこの楽団の音楽監督を務め、1941年にはこの地に移住しオペラ指揮者としても活躍した。リストの管弦楽曲集。パレーがモンテカルロ管を豪快にドライブ。パレー83歳の時の録音だがその若々しい力強い演奏に驚かされる。
交響詩「前奏曲」、メフィスト・ワルツ、交響詩「オルフェウス」、マゼッパの4曲を収録。デトロイト響音楽監督を退任後各地のオーケストラに客演、レコーディング活動を行った時代、古巣のモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団と「コンサート・ホール」に1969年に録音したリストの管弦楽作品集。

パレーの真骨頂・剛毅闊達なアプローチ

通販レコードのご案内FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2663 ポール・パレー デュカス・魔法使いの弟子

このレコードはフランスの指揮者パレーの最高傑作といわれているものです。
  • モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団もフランス系の奏者が多いため、パレーの指揮によく応えています。
    フランス系指揮者の曲線的なイメージとは完全に一線を画した剛毅闊達なアプローチがきわめて壮快な演奏。パレーの真骨頂といえる近代フランスの作曲家の演奏はいずれも定評があり、中でも、神髄をついたシャブリエは必聴です。
  • FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2663 ポール・パレー デュカス・魔法使いの弟子
かつて世界最大のレコード通販会社として君臨したコンサートホール・ソサエティ(略称CHS)は、スイスを本拠地として、英米独仏だけでなく遠くアジアの日本などに販売網を広げていました。残念ながら経営に行き詰まり、70年代前半倒産しましたが、EMI、DECCA、COLUMBIAと云ったメジャーレーベルから漏れた隠れた演奏には名演も多く、貴重な文化遺産となっています。このGUILDE INTERNATIONALE DU DISQUEは、CHSのフランス版で、クオリティに差はありません。デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』、ラヴェル:ラ・ヴァルス 、シャブリエ「狂詩曲 スペイン」 録音:1969年10月モンテ・カルロ

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
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2025年03月19日

磨き上げた楽しく美しいカラヤン美学を最高に発揮した小品集*カラヤン指揮フィルハーモニア管 プロムナード・コンサート

ヴィンテージレコードの楽しみ小品を振らせると右に出る指揮者はいない、カラヤンのポピュラー名曲集。

GB COLUMBIA SAX2404 カラヤン プロムナード・コンサート

《ブルー・アンド・シルヴァー、初出盤》GB COLUMBIA SAX2404 カラヤン プロムナード・コンサート "FACTORY SAMPLE NOT FOR SALE"シール添付の高音質サンプル盤


 小品を振らせるとこの人の右に出る人はいないと思われるカラヤンのポピュラー名曲集。「スケーターズ・ワルツ」、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、「ラデッキー行進曲」、「エスパーニャ」、「楽しい行進曲」、「雷鳴と電光」、「軽騎兵」序曲、「笛吹きシュワンダ」からポルカ、「天国と地獄」序曲。誰でも知っててとても楽しい音楽ばかり。名旋律のつまみ食いではなくて、意図が隠れていそうな選曲。1956年にモノラル盤で全く同じプログラムで録音もしていることから、作曲としては自作曲の録音は1曲しか無いカラヤンが、作曲する時間があったらと構想していた管弦楽作品が、この流れなのかもしれないなぁと勝手に妄想しています。
 もうこの手の曲はカラヤンの独壇場。カラヤンは若いころアーヘンやウルムと云った地方の名もない歌劇場で苦労したことが、その後の止揚するステップの糧となっていたと語っているが、感受性に富んだ若い時にこうした職人気質を身につけたことが、本来持つ才能と伴に有機的に結びつき細部まで緻密に磨き抜かれたカラヤン芸術を支えたと云ってもよいのではないか。このカラヤン美学はベルリン・フィルやウィーン・フィルで大きく開花するが、この一連のフィルハーモニア管との颯爽たる演奏でも既にカラヤン美学が開花していることを確信できる。
 英 EMI の偉大なレコード・プロデューサー、ウォルター・レッグは戦後ナチ党員であったとして演奏を禁じられていたカラヤンの為に、レッグ自ら1945年に創立したフィルハーモニアを提供し、レコード録音で大きな成功を収めた。1954年にドイツ音楽界に君臨していたフルトヴェングラーの急逝にともない、翌55年にカラヤンは、ついにヨーロッパ楽壇の頂点ともいえるベルリン・フィルの首席指揮者の地位に登りつめた。ここでレッグとカラヤンの関係は終止符を打つが、この約10年間に残したレッグ&カラヤン&フィルハーモニアのレコードの数々は、正に基準となるようなレコード であったと断言出来ると思います。演奏はオーケストラに合奏の完璧な正確さを要求し音を徹底的に磨き上げることによって聴衆に陶酔感をもたらせ、さらにはダイナミズムと洗練さを同時に追求するスタイルで完全主義者だったレッグと上手くうまが合ったのは当然といえば当然で、出来栄えも隙が無い。決して手抜きをしないのがカラヤンの信条であったという、DGG 盤にない魅力が本盤には有ります。若き日のカラヤンの美学が凝縮された一枚で当時の人々がこの人の演奏に熱狂したのが最も良く分かる演奏です。ステレオ録音。

>>CDはAmazonで購入できます<<

プロムナード・コンサート
カラヤン(ヘルベルト・フォン)
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-08-20


1961年発売。本作は聞かせ上手といわれたカラヤンの面目躍如のクラシカル・ポップ・アルバム。ワルトトイフェル、ワインベルガー、「楽しい行進曲」は唯一のステレオ録音。

作曲家
曲目
ワルトトイフェル
スケーターズ・ワルツ
ヨハン・シュトラウス2世
トリッチ・トラッチ・ポルカ
ヨハン・シュトラウス父
ラデッキー行進曲
シャブリエ
スペイン狂詩曲
楽しい行進曲
ヨハン・シュトラウス2世
雷鳴と電光
スッペ
軽騎兵序曲
ワインベルガー
「笛吹きシュワンダ」からポルカ
オッフェンバック
天国と地獄

レコード・ノート

プロダクト

PHILHARMONIA PROMENADE CONCERT
レコード番号
SAX2404
作曲家
エミール・ワルトトイフェル ヨハン・シュトラウス2世 ヨハン・シュトラウス1世 エマニュエル・シャブリエ ヤロミール・ヴァインベルガー ジャック・オッフェンバック
オーケストラ
フィルハーモニア管弦楽団
指揮者
ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音種別
STEREO
製盤国
GB(イギリス)盤
BLUE&SILVER, STEREO 1枚組(150g)。

レコードのカバー、レーベル写真

GB COLUMBIA SAX2404 カラヤン プロムナード・コンサート
GB COLUMBIA SAX2404 カラヤン プロムナード・コンサート
「ブルー&シルバーレーベル」は名盤のオン パレードです。 ターコイズ色に銀色の網模様、黒文字でデザインされました。SAX2252 からのレコードではこのレーベルデザインがオリジナルです。 私たちが知りうる中で、これより前の番号でブル-・シルバーが存在しないもの( SAX2526、2532 )もありますが最後の番号は SAX2538 となります。