› 並木通りの音楽ヤ › 2025年01月26日

2025年01月26日

J-POPの原点。〝YOSHIWARA〟 ― 昭和100年音楽の旅 第4回前編

昭和100年音楽の旅・J-POPの原点。

J-POPの原点
ドイツ映画音楽の黎明期!

YOSHIWARA

昭和の歌謡史の第1ページは、昭和4年に始まります。大正時代から日本でのレコード録音がありますが、昭和初年に日本製の蓄音機が発売。コンチネンタル・タンゴのブームでドイツのレコードが輸入され、その音楽を手本にするように。今年生誕125年、没後50年になるエルンスト・フィッシャーは無声映画のオルガン奏者から映画音楽の作曲家へ。昭和に入るとラジオ作曲家になりリスナー人気を得ます。最も有名な作品は管弦楽組曲『アルプスの南』でモダンオーケストラや軽音楽オーケストラのレコード(TELEFUNKEN,EMI etc.)が数々ある。
ドイツ・TELEFUNKENのレコードにある、ウーリッツァー・オルガンとオーケストラ演奏の「YOSHIWARA」(TELEFUNKEN ディスコグラフィーによると master 19559 1934.01.17 Wed, ベルリン録音)とタイトルのある1曲目には、「Japanisches Intermezzo」の注釈があるので日本の風俗を紹介する無声映画の幕間のための音楽なのか。大正時代の日本のレコードを聴いての楽想かもしれない。が、中間部分の叙情は日本の昭和歌謡曲(昭和10年までの最盛期の、という意味で)に影響の影を落としているように感じます。
  


2025年01月26日

親しみ易さと気取りのなさには達者なヴィオラがいないとつまらない《アメリカ》カルテット〜クラシック名曲ガイド、これを聞け

稀代のメロディー・メーカー ドヴォルザーク〜100人の大作曲家たち[46]

Antonín Leopold Dvořák

あいつが屑籠に捨てたメロディーだけで交響曲を一曲書ける ― ブラームス

(1841.9.8 〜 1904.5.1、チェコ)

Antonín Leopold Dvořák 肉屋と宿屋を兼ねた家に長男として生まれた。首都プラハの音楽学校を卒業後、歌劇場でヴィオラを弾いていたが先輩の作曲家スメタナに見出され作曲を始めるようになった。やがてその作品がブラームスに認められて名声が上がり、1891年プラハ音楽院の作曲家教授に就任。翌年、ニューヨークの国民音楽院に校長として招聘された。3年間のアメリカ滞在中、ニグロの民族音楽とボヘミアの郷土音楽との融合をはかって傑作、交響曲《新世界より》を書いた。

彼はスメタナの遺産を受け継ぎ、この国の国民音楽を世界的にしたがドイツ音楽、ことにブラームスの影響を受け大規模な絶対音楽を多く書いた。器楽の面で名作が多く「交響曲第8番」,「チェロ協奏曲」,「スラブ舞曲」、弦楽四重奏曲「アメリカ」,それに「ユーモレスク」などが有名である。

弦楽四重奏曲 第6番 ヘ長調 作品96《アメリカ》

DE  EMI  ASD3694 メディチSQ  ドヴォルザーク・ア… ドヴォルザークは、1892年(51歳)に渡米し、約2年間、ニューヨーク国民音楽院の初代校長としての責務を果たした。そしてその間に、「交響曲 第9番《新世界より》」、「チェロ協奏曲」、「弦楽四重奏曲第6番」《アメリカ》といった名作を相次いで生んだのだった。
 ドヴォルザークの作曲した弦楽四重奏曲は、作品番号のないものまで含めると全部で13曲もあるが、その中では、この「第6番」《アメリカ》が抜きん出て優れている。わずか15日という短期間に作曲されたこの曲は、黒人霊歌を思わせるような旋律が使われているので、昔は《ニガー》(二グロの蔑称)と呼ばれていたが、人種問題のやかましい今日では、この名称は使われない。
FR VSM CVB2013 スメタナSQ ドヴォルザーク・アメリカ ドヴォルザークの弦楽四重奏曲はいい曲があるのですが、不思議なことにあまり演奏されません。全部で13曲のうち、せいぜい2番から8番くらいまでの曲しか演奏されず、その中でも6番目に当たる《アメリカ》は、圧倒的に数多く演奏されています。アメリカに滞在中に書いた最も有名な三曲中の一曲です。1893年の夏、ドヴォルザークの故郷であるボヘミアからの移民の集まっていた秋穂阿州のスピルヴィルという村で、夏の間に作曲された。昔はこのヘ長調のクヮルテットをよく《ニガー》というニックネームをつけて呼んでいました。これは黒人霊歌に似た旋律がたくさん現れることからつけられたものと思われますが、今ではもっぱら《アメリカ》の愛称が用いられるようになりました。そもそも NIGGER という言葉は、戦争中にアメリカ兵たちに使われた JAP と同類で軽蔑の気持ちが込められており、私たち日本人やヨーロッパの人たちは感じなくても、黒人たちにとっては耐えられない嫌な言葉らしい。最近では黒人暴動が相次いで起き、人種問題にはとりわけ敏感なアメリカでは、NEGRO という言葉すら蔑意が含まれているとして気を使うくらいですから、人種問題とは何の関わりもないドヴォルザークのクヮルテットに、黒人霊歌に似ているというだけの理由で《ニガー》などという危険な別名をつける必要はさらさらないわけです。

達者なヴィオラがいないとつまらない。

 それにしてもこのクヮルテットは、いうにいわれぬ独特な魅力を秘めています。

鑑賞のポイント

 第1楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポ、第2楽章レント、第3楽章モルト・ヴィヴァーチェ、第4楽章ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ。全体に民族的色彩が強く、親しみやすい旋律が豊富に使われているのが大きな特徴で、とくに、おおらかな気分の第1楽章と、感傷的な民謡調の旋律の美しい第2楽章は、間違いなく感動を誘う楽章である。

 まず冒頭、2小節の伴奏的音形にのっていきなりヴィオラがドヴォルザーク節と言えるようなアレグロの主題を弾き始めるのですが、低いC線から始まるヴィオラの鼻にかかったような哀愁のある音色は、実に鮮烈な印象を与える効果を持っています。

GB DEC  SDD250 ヤナーチェクSQ ドヴォルザーク・弦楽… このヴィオラという楽器は、弦楽器群の中では役回りからいって内声部担当ですから、いわば縁の下の力持ちみたいなもので、日頃は目立たぬ存在です。弦楽器を女性に例えれば、ヴァイオリンは派手なお嬢さん、チェロは雄弁ななんとか女史、それに対してヴィオラはさしずめ結婚して何年目かの世話女房、普段は割烹着か何かを着込んでもっぱら亭主の飯を作り、洗濯に明け暮れている女房が、突然ある日、見るも鮮やかな洋服を着こなし、色気を振りまきながらしゃなりしゃなりとネオン・ストリートに現れ出でて、彼女を知る男どもをびっくり仰天させるような効果を、この曲の冒頭は持っています。
 ヴィオラ奏者が女性だったりすると、この印象はさらに強烈なものになります。

鑑賞のすすめ

 ヤナーチェク弦楽四重奏団盤は、この曲の持つ民族的情緒を洗練させた完成度。スメタナ盤は、民族的な共感密度の高い演奏で、アンサンブルも完璧だ。録音はスメタナ盤の方がやや良い。
  


2025年01月26日

五福公民館で行っています、が次回実行も未定です◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

<2020年2月から休止中>(2022/1/1)
 年始に当たり、貴兄の健康とご多幸を祈念いたします。
 SP会もながく休んでいますが、この際あせらずに新年度からでも始めたらと思っています。
 
令和4年元日
平成版名曲新百選

(ご案内)
イベント名
期日
1月26日(未定)
場所
五福公民館
住所
860-0041熊本県熊本市中央区細工町2丁目25
※新型コロナウイルスの感染拡大の予防を最優先としているため、実行を見合わせています。実施方法の会議を運営委員で行い、再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、延期または中止になることがあります。あらかじめご了承ください。
平成版・名曲新百選選定中
 五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。
 フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。
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2025年01月26日

器楽合奏の楽しみ*協奏曲仕立てでフルートを際立たせた ミュンヒンガー シュトゥットガルト室内管 バッハ・管弦楽組曲

J.S. Bach, Karl Münchinger, Stuttgart Chamber Orchestra ‎– Suite No.2 In B Minor ‎– FR DECCA LX3043

ヴィンテージレコードの楽しみミュンヒンガーのバッハも現代においては『色あせて』聞こえる

 バロック時代の「組曲」とは、ヨーロッパ各地に起源を持つ舞曲を組み合わせた器楽合奏曲の1ジャンル。その中でも現在最も親しまれているのが大バッハの管弦楽組曲。ミュンヒンガーの指揮で、独奏フルートが華やかに活躍する第2番。ゆったり目のテンポで、身をゆだねていると落ち着いた気持ちにさせる演奏です。
 ミュンヒンガーは第1ヴァイオリンとフルートを重ねて書いてある部分を、協奏曲仕立てでフルートを際立たせたり合奏で盛り上げたりと工夫しているようで、器楽合奏の楽しみ、躍動美、そんな雰囲気をミュンヒンガーの演奏からは感じます。
 何度目かのバロック音楽ブームも古楽器への関心が日常化してきて古楽器を使ってのバッハ演奏も、自由闊達で屈託なく解釈抜きで楽しめるようになった。モダン楽器を使ってのピリオド奏法も珍しくなくなってきて、古楽器の扱いでも演奏家も録音エンジニアもノウハウが随分と整ってきたようだ。
 前回の東京オリンピックが開催された昭和30年代半ば、ステレオのレコード再生の追い風になったムーブメントがヴィヴァルディとバッハのバロック音楽のレコードでした。バッハの音楽では、フルートが華やかに活躍する第2番と《G線上のアリア》として有名な〈エアー〉を含む第3番の2曲は随分と好まれました。まだ当時は古楽の演奏が一般的でなく、リヒターやレーデル、パイヤールなどがよく聴かれていた頃。バロック音楽というと王侯貴族の生活空間を音楽が飾った時代の演奏スタイルだと説明されて、華麗で上品な音楽を思わせました。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

《仏オレンジ・レーベル金文字 10inch盤》FR DECCA LX3043 ミュンヒンガー バッハ・管弦楽組曲
  1. オーケストラ
  2. シュトゥットガルト室内管弦楽団
  3. 指揮者
  4. カール・ミュンヒンガー
  5. 作曲家
  6. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
  7. レーベル
  8. DECCA
  9. レコード番号
  10. LX3043
  11. 録音種別
  12. MONO
  13. 製盤国
  14. FR(フランス)盤
  15. レコードカルテ
  16. ORANGE WITH GOLD LETTERING, 10inch盤 MONO 1枚組, Stamper 1B/1A。

レコードのカバー写真

FR DECCA LX3043 ミュンヒンガー バッハ・管弦楽組曲
FR DECCA LX3043 ミュンヒンガー バッハ・管弦楽組曲

コンディション

  1. ジャケット状態EX-
  2. レコード状態VG

通販レコード

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  1. 品番6645
  2. 特別価格1,320円(税込)
  3. 通常価格1,650円

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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。